住宅設計に携わらせていただいていると、おそらく誰しも必ず取り組んだことがあるはず
「どこまでミニマムに家づくりが出来るのか?」
ところが、住まう人数や構成・生活スタイルが決まらないと、
・ほぼ無限に可能性が広がってしまう
・ひとつひとつの設備とか空間をどこまで絞っていいのか
これがなかなか難しく、規格的に提案しがたいものになってしまうのです。
でも、実は1952年(昭和27年)に建築家の増沢洵氏が自邸にて一つの答えを出していらっしゃいました。
その後も数々の建築家さんやデザイナーさんも取り組んでいる「9坪ハウス」
1階の平面が3間×3間(5.46m×5.46m)で構成される9坪
ところが、極限までスペースを節約すると階段が急になりすぎたり、そのさじ加減が難しい
規格的に自ら考えてきた天井の高さや1階と2階の高さなどを全てリセットして全ての高さを一からなぜこの寸法?というふうに決めてゆく作業が必要になるんです。
そんなとき、お手本にできる「先生」が現れたんです。
今の基準で無理の無い現実的な寸法構成だったんです。
gAhouseさんの9坪ハウスは最小限のコンパクトなスペースを質の良い素材でつくられており、高断熱でパッシブデザインでオフグリットな生活まで見据える性能をもっている、ギュッとつまった9坪ハウスを見学させていただきました。
私自身が改めて最小限住宅を提案してゆくにあたり
・出来る限り質の良い自然素材を使うことで材料の耐久性を向上させて住宅に掛かる生涯コストを減らしたい。
・質は保ったまま出来る限り建設コストを抑えたい。
・今まで取り組んできた超高断熱の路線は維持したい。
・特にお勧めする仕様と極力コストを落とすための工夫をした仕様の2パターンでご提案したい
・基本BOXにポーチ・カーポート・ガレージ・中間領域等パーツを足してゆくようなカスタマイズが可能な仕組みにしたい。
こんなことを考えて商品開発しています。
9坪ハウスをリメイクした企画商品「9Style(ナインスタイル)」
同時にフラット35の融資をお使いになる方・4人家族の方向けにフラット35最低面積要件・長期優良住宅認定のため最低面積基準をクリヤーした
1階床面積12坪まで拡大した「12Style(トゥウェルブスタイル)」
の2ラインをご提案します!
専用ページは近日公開予定です。
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