Sto仕上げ

塗り壁仕上げなんですけど、こちらは「そとん壁」と違って、表面仕上げのみが塗り壁なんです。
どういう事かというと、そとん壁は下地部分から仕上げまで固まるまではドロドロの左官材だけで構成されていたのですが、Stoの場合は下地が窯業系サイディング(無塗装シーラー品)またはビーズ法ポリスチレンフォーム(皆さんご存じの鮮魚とか入ってる白い発泡スチロール)の上に塗っていきます。
2種類のボードのどちらかの上にベースコート(樹脂モルタルみたいなものです)→ファイバーメッシュ(補強網)→シーラー塗(接着補助材)→仕上げ塗という施工の流れになります。
これにより、ボードジョイントのコーキングも無いし外壁仕上げに継ぎ目のないすっきりしたデザインになり、防水の弱点になりやすい窓などの開口部廻りもコーキングや防水テープの上からSto仕上げをするため、コーキングなど紫外線劣化しやすい部材を隠してくれるというところがポイントになります。
ベースコート部で約3㎜位+仕上げに訳1㎜の骨材が入っているので推定3~4㎜位、合計6㎜~7㎜位になりますので、窯業系サイディングの塗膜平均0.03㎜と比較すると、簡単に考えても基材の耐久性に差がでることは容易に想像がつくと思いませんか?
見た目が良くなって性能も上がるのであれば、充分外装の選択肢に入りますよね。

デメリットは
・価格が高い
・ロータス効果(撥水効果)は10年位しか発揮されないとされている
・30年位経過後は劣化度に応じてトップコートのメンテナンスが必要

塗りの柄は各種コテで再現できる範囲で数種類ありますが、窯業系・金属系サイディングのように石やレンガ・木目など〇〇調は表現できません。

その代わり撥水仕上げで対応可能なカラーと対応不可能なカラー全体で900色のバリエーションがあります。

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